新日本スポーツ連盟全国テニス協会について

●連盟概要(規約より抜粋)

【目的】

  1. 健康で文化的な生活をめざし、テニスに対する正しい考え方、テニス理論とテニス技術の普及と向上をはかる。
  2. テニス界の民主的発展のために広範なテニス関係者との提携と共同・協力をはかる。
  3. 新日本スポーツ連盟の種目として活動し、日本のスポーツの民主的発展に寄与する。

【活動】前条の目的を遂行するために次の活動を行う。

  1. 自主的・民主的テニスクラブを基礎に各都道府県テニス協(議)会相互の交流と援助をはかり、クラブ活動を活発にする。
  2. 未組織地方に運動を広め、組織を拡大する活動
  3. テニス大会、テニス交流会、テニス映画会、シンポジュウムなどの開催
  4. テニス指導員、リーダーなどの育成、認定、研修、派遣
  5. テニスならびにこれをとりまく諸条件の調査、改善
  6. スポーツ、レクリエーションの諸組織との交流
  7. テニスに関する国際交流
  8. 機関誌・紙、テキストなどの発行
  9. その他目的遂行のための活動
新日本スポーツ連盟 フェアプレイ宣言
―スポーツの真の発展のために―

 近年、わが国のスポーツ界において、暴力・しごき、金銭・人事をめぐるトラブル、大麻所持事件などが頻発し、スポーツに対する社会的な信頼が揺らいでいます。また、プレイの場面においても、ルールの無視やルール違反まがいの風潮が広がっています。こうした事態は、スポーツの発展に逆行するだけでなく、スポーツの存在意義を内部から突き崩す憂慮すべき問題です。

スポーツは本来、人間がより人間らしく発達するために、また生活をより豊かに向上させるために、人類が生みだしたかけがえのない文化です。個人のレベルでは健康と楽しみをもたらし、技術の習得と能力の発揮による自己表現、達成感、そして他者との交流と連帯を創り出します。社会レベルでは、社会関係を豊かにし、諸国民間の相互理解と友好を促進し、平和に貢献します。

 フェアプレイ精神は、なによりもスポーツの競技において、ルールに基づき公正に振る舞い、自己の最善を尽くし、相手を対等の仲間として尊重することから始まります。このフェアプレイ精神を発揮することは、スポーツの価値を高め、スポーツの真の発展に貢献します。フェアプレイ精神はスポーツの価値の核心をなし、明記されたルールの範囲でプレイすることを越えた意義を持っています。さらにフェアプレイ精神は、競技場だけでなく社会において発揮することによって人々を人間的にも成長させます。

 スポーツへの政治の介入や過度な商業主義的利用を規制し、フェアプレイ精神を擁護し発揮することは、スポーツ団体・指導者・選手・スポンサー・メディア・観客などスポーツに関与するすべての人々の共通の責務となっています。

 創立以来、スポーツを国民の基本的権利として位置づけ、スポーツの文化的荒廃を正すことに取り組んできた新日本スポーツ連盟は、あらためて、自らのすべての活動においてフェアプレイ精神を発揮することを宣言します。同時に新日本スポーツ連盟はあらゆるスポーツ関係者が「フェアプレイ精神によってスポーツの未来を拓く」ために、協力・共同することをよびかけます。

2009年2月15日  新日本スポーツ連盟